‘現場’ カテゴリーのアーカイブ

春近し

2015年2月21日 土曜日

2月も下旬を迎え、いよいよ日差しが春めいてきたのを肌で感じるようになりました。

 

近所の日当たりの良い土手には、早くも福寿草が満開を迎えています。
この場所の福寿草は昨年のブログでも紹介しましたが近所でも一番早く咲き始めるので、自分にとっては春の訪れを知る大切な場所です。
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この花を見ると、春がすぐそこまで来ている嬉しさと同時に、寒さ厳しかった冬もそろそろ終わりなんだなぁと、ちょっぴり冬が名残惜しいようなそんな気持ちにもなります。

 

 

 

 

さて、今月の7日・8日に行われた中川村の見学会、大勢の皆さまにお越し頂きましてありがとうございました。
両日とも足下の悪い中での開催となりましたが、皆さん有賀製材所の家づくりに興味を持ってご来場頂いた方達ばかりで本当に感謝いたします。

 

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今回の見学会もペチカを囲んで多くの皆さまと沢山お話しが出来、楽しいひとときでした。

 

 

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これから家を建てる方々にとっては、どんな家に住みたいかイメージしながらあれこれ見て回っている時が一番楽しいのではないでしょうか。

 

 

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家づくりは構想から実現に至るまで長い時間が掛かります。具体的に話しが進んで来ると時には厳しい現実を前に理想や夢をあきらめなければならないことも出てきますが、どんな状況であってもご自身の家づくりの過程を是非「楽しんで」頂きたいなと常に思っています。またそう感じてもらえるようにするのが私たちの仕事でもあると考えます。

 

 

それには、私たち自身が日々の生活を含めて毎日を楽しむことが何より大切かもしれません。

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我が家の鳥のえさ台にも最近ではメジロがやってくるようになりました。
春はもうすぐです。

 

 

 

 

 

本年もよろしくお願いします

2015年1月9日 金曜日

 

明けましておめでとうございます。

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いよいよ新しい年「2015年」がスタートしましたが、年末年始の休暇は皆さんゆっくり出来ましたでしょうか?

昔から大工さんや林業関係者など山や木に携わる仕事をしている人たちはお正月休みをしっかり取る習わしがあり、その名残で有賀製材所もこの休みは一年の中でも一番長い休暇になります。

昔は一番の厳冬期でもあるこの時期の山仕事や住宅の請負工事は気候的にも大変厳しく、自然と仕事を控えることが多かったのではないかと想像します。

 

 

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そういえば私が小学生だった頃(今から30年以上前)は1月終わりから2月初め頃に掛けて「寒中休み」なる休みがあったのを懐かしく思い出します。家族で旅行に行くのはいつもこの季節だった記憶がありますが、きっと冬場は仕事が落ち着いていて時間が取りやすかったのだと思います。

それ以外にも農繁期には「お田植え休み」や「稲刈り休み」など農村地方ならではの休暇がありましたね。このような地方限定のローカルな文化は、地方も都会もとかく画一化されがちな現代社会から見ると、逆に価値のあるものだったのではないかと思ってしまいます…。

 

 

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そうは言っても、現代の住宅事情からすると「冬は工事出来ません」などとは決して言えないのが現実です。

昨年暮れに着工した現場では、早速基礎屋さんが工事に入ってくれています。冬場の基礎工事は雪や氷、更には凍った土との闘いでもあり、通常期と比べ手間と時間の掛かる大変な工事です。正月明け早々から現場の雪かきを黙々と進める職人さん達には本当に頭が下がります。

 

 

 

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何はともあれ、今年も新たな出会いを楽しみにしつつ、多くの方たちとの繋がりの中で仕事に励んで参ります。
本ブログでも、現場のこと以外にも製材工場のこと、加工場のこと、その他様々な角度から有賀製材所の仕事を”地道に”ご紹介できればと思っていますのでどうぞ皆さま、本年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

見学会お礼

2014年12月8日 月曜日

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週末に行われた松本市での完成見学会には、雪の降る寒い中にもかかわらず多くの皆さまにお越し頂き本当にありがとうございました。

地元(伊那)以外での見学会ということもあり、果たしてどれだけの方に見に来て頂けるだろうか…という不安もありましたが、松本の方々はもちろん中野市や佐久市、さいたま市からもわざわざ電車でお越し頂いたりと、多くの皆さまが見に来てくださりました。

 

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見学会両日とも雪の積もる寒い天候だったということもあり、ペチカの暖かさが一際気持ち良く感じられた見学会でした。初めてペチカをご覧になった多くの方々は予想以上の暖かさに皆さん本当に驚かれた様子でした。

日が陰ると外気温が0℃近くまで下がるような寒い週末でしたが、ペチカのお陰で室内は常に20℃以上を保ち、室内にしばらくいるとペチカの輻射熱で身体の芯までポカポカと温まることに皆さん感心されていました。

 

 

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輻射熱というのは空気だけでなく”そのもの自体”(床や壁、天井など)を暖めるため、家全体が熱を持ち室内のどこにいても暖かさを感じます。空気だけを暖める暖房(エアコンやファンヒーター)との決定的な違いはココです。特に無垢の木材や漆喰・珪藻土などの自然素材は蓄熱効果に優れているためペチカから放出される輻射熱をしっかりと溜め込むことが出来ます。これは私たちが自然素材を使う大きな理由の一つでもあります。
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今回の見学会でも様々な出会いがありました。
地元松本でリンゴ農家をされている方
安曇野でカフェを開く夢をお持ちの方
独立して設計事務所を開かれた方
林業に携わっていて木材を通じてどうしたら地域がもっと元気になれるか真剣に考えておられる方
色々なお考えをお持ちの皆さんとお話しさせて頂くのは本当に楽しい時間でした。

ゆっくりお話しさせて頂いた方もそうでなかった方も、皆さん本当にありがとうございました。多くの出会いに感謝!

 

 

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食品庫兼納戸。
キッチンは家の中でも物とゴミが一番溢れる場所。小さくてもよいので出来る限りキッチンの近くには収納を取るようにしています。
特に最近は家族との対話を重視した「対面キッチン」が増えていますが、実はこの対面キッチン、物の置き場所が少なく皆さん以外と苦労されています。そんな場合でもちょっとした収納庫があるだけでずいぶん使い易いキッチンになります。

 

 

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このお宅のキッチンは対面式ではありませんが、振り向けば食器棚や作業テーブルがあり作業動線的にはとても使い易いキッチンです。
90cm角の作業テーブルは、食器や食材の一時置き場や調理した物を盛り付けたりと、食卓テーブルとキッチンとの中継地点として大活躍します。ちなみにこの作業テーブルではご主人が餃子を手作りされるとのことなので、天板には食品を扱っても変色の少ない桜(サクラ)の板を使用しています。

 

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タイル敷きの洗面カウンターは、造りはシンプルですが飽きの来ない素材とデザインで。

 

 

 

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会場の外では今回も木材の特価販売をさせて頂き、興味のある方が何人も来てくれました。
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スタッフが即興で作ったベンチとテーブルは意外と好評。ベンチはお礼と言っては何ですがお施主様に使って頂けたらと…(笑)
玄関前に置いて頂ければ、買い物帰りに荷物をちょっと置いたり、ベンチに座って靴ひもを結んだり、何かと便利だと思います。

 

 

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師走の何かとお忙しい時期にも関わらずお越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。またこの見学会に全面的にご協力頂いたお施主様にも感謝いたします。

今朝はマイナス5℃まで下がった伊那です。いよいよ冬本番を迎えて寒さ厳しい季節になりましたが、皆さま体調にはお気を付けてお過ごしください。

 

 

 

 

見学会のご案内(12/6・7 in松本)

2014年12月1日 月曜日

いよいよ師走を迎え、今年も残すところあと一ヶ月を切りました。日本上空には今年一番の寒気が入り込んでいるようで天気予報にも雪マークがちらほらと・・・。いよいよ本格的な冬の到来を告げる季節になりましたね。

さて、今年の春に着工した松本市の新築物件がこの度ようやく完成しましたので、お客様のご厚意により今週末の土・日(12/6・7)の2日間で完成見学会を開催させて頂きます。
今回の会場では、前回10月に開催した箕輪町の見学会ではまだ時期的に焚けなかったペチカを焚いて皆さまのお越しをお待ちしております。

 
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板倉構法の特徴である柱の溝。この溝に厚み3cmの杉板を落とし込みながら、建前と同時に壁の間仕切りを作っていきます。
建前が終わるとほぼ家の形が出来上がりますが、これから長い長い大工さんの造作が始まります。

 

 

 

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工事中は通りがかりの方や近所の方々が時々顔を出されては、木をふんだんに使った製材所の家づくりを興味深そうに覗いていかれました。
皆さん口を揃えて「木の良い匂いがするね~」と仰有っておられました。

 

 

 

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ペチカの試し焚きも済み、いよいよ本格的に火を入れられるようになりました。今週末の見学会ではペチカの暖かさと、地元の木で建てられた無垢の木の家の気持ちよさを存分に体感して頂ければ幸いです。
それ以外にもモザイクタイルを敷き詰めた手造りの洗面化粧台、栗(くり)や桜(さくら)材で造ったオリジナルの食器棚、屋根下にすっぽり収まる実用的なウッドデッキなどなど見所満載です。

前回好評だった「切れ端材の特価販売」も併せて行いますので多くの皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

見学会にお越し頂きましてありがとうございました

2014年10月9日 木曜日

DSC04487先日行われた見学会では多くの皆さまにお越し頂きありがとうございました。
日曜日は台風の影響であいにくの荒れ模様となり、一時は激しく降りつける中での見学会になってしまいましたが、そんな足下の悪い中も沢山の方々にお越し頂き本当に感謝いたします。
また、見学会開催にあたってご協力頂いたお客様、永井家具店さん、近隣の皆さまにも改めて感謝いたします。ありがとうございました。

 

IMG_0068今回は初めての試みとして、工場から出る端材の販売も行いました。多くは板倉構法の特徴でもある3cm厚みの杉板の端材がメインでしたが、それ以外にも、欅(ケヤキ)などの面白い木目の板材なども併せて展示・販売させて頂きました。
こちらも日曜日は悪天候により中止となってしまいましたが、次回以降も継続して行っていきたいと思いますので、興味がある方は楽しみにしていてください。

 

 

 

さて、以下に今回完成した住宅の一部を紹介します。

DSC04467ステンドグラスのパネルを組み込んだ玄関ドア。
ちなみにステンドグラスは、箕輪町にある「LUNAPARK SUTDIO」の新井かすみさんによる制作です。

玄関ポーチは毎日出入りする重要な場所ですので、ドアを出ていきなり雨や雪に当たるのはとても切ないもの。
私どもも設計する上で玄関ポーチの軒はなるべく深く取るように心掛けています。このお宅のポーチも写真では分かりにくいですがしっかり屋根が掛かっているので、天気の悪い中お子さん連れで荷物を抱えたような時でも、慌てずに出入りできます。

 

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DSC04379小上がりの和室(四畳半)
最近の住宅はコンパクトになっているため、和室も以前のように8帖間や6帖間を取るのが難しくなっています。
必然的に四畳半の和室を提案することが多くなるのですが、この小さな正方形の和室、思った以上に品の良さがありとてもお勧めです。普段は仕切り戸を開け放しておくことで、リビングと一体となり決して四畳半という狭さを感じさせません。写真のように小上がりにすると和室の天井高が抑えられ、より落ち着いた空間にもなります。
ただし来客時の寝室として使用する場合は、二人分の布団しか敷けませんのでご注意を。

 

 

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DSC03654階段室に大きな窓を取ることで、階段室だけでなく1階も2階も同時に明るくなります。
写真のように北面に配置した大きな窓は、眩しい直射日光は入れずに、一日を通して安定した明かりだけを取り入れることが出来るので意外とお勧めですし、風通しの意味でもとても有効です。

 

 

DSC044262階の子供室。落とし込みの3cmの杉板をそのまま見せています。
将来子供部屋として個室が必要になったときに一時的に間仕切れるように予め出入口が二つ付いていますが、子供が小さいうちは、広い部屋で使った方が明るく開放的に使えるのでお勧めです。

 

 

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カーテンも付き、いよいよ引っ越しを待つのみとなりました。
工事着工から完成まで半年以上と長い工期でしたが、作り手のペースを温かく見守ってくださったお施主様には改めて感謝いたします。
住宅が完成して引き渡しが終わると、何だか寂しい気持ちになるものですが(娘を嫁に出すような気持ち?)、私どもの仕事はこれで終わりではなく、引き渡しはこれからの長いお付き合いの始まりでもあります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

見学会告知

2014年9月22日 月曜日

来月の4日(土)、5日(日)の2日間、箕輪町で完成見学会を予定しています。

見学会場では見ることの出来ない、着工から現在(仕上げの工程中)までの 現場の様子をまとめてUPします。

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今年の2月に基礎工事を開始し、幾度も積雪に見舞われながらも3月に基礎完成。

 

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春の訪れとともに建前を開始。
板倉の家は建前と同時に内・外の壁が出来上がるのが特徴。見た目ではもう半分位出来上がったように見えますが、実際はこれから大工さんの長い造作(ぞうさく)工事が始まります。

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大工さんの造作と平行して、内部ではペチカの工事が進みます。

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6月、外部では左官屋さんによる壁のモルタル塗りが行われています。
現代の家づくりは「乾式工法」といって水を使わない材料で家を作る工法が主流になってきています。その方が養生期間の必要が無いため、天候に左右されることなく工期を短縮できるというメリットがあるからです。外壁に関しても、世間ではサイディング材(工場生産された鉄板や、軽量コンクリートなどの外壁材)が圧倒的に多く使われる中で、有賀製材所の建てる家の外壁では、モルタル下地+漆喰塗り仕上げのような「湿式工法」をよくやります。こような工法で、かつ自然素材を使うことで、より木の家らしい表情豊かな外観に仕上げることが出来るのではと考えています。

 

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2階のモルタル塗りが完了し、後は仕上げの漆喰塗りを残すのみとなりました。
この状態で1ヶ月以上の養生期間を取り、モルタルをしっかりと乾かします。1階の唐松板も貼られ、足場の外れる日ももうすぐです。

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8月、大工さんによる内部の造作工事も終盤に近づいてきました。
写真は玄関下駄箱の天板。クリ40mm厚の無垢板を接ぎ合わせて一枚のカウンター板にしています。

 

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こちらはダイニングのデスクカウンター。
たまたま欅(ケヤキ)の一枚板が何年も在庫で眠っていたのですが、長さ、幅共に今回の現場にピッタリだったため使ってもらうことにしました。この辺の材木のダイナミックな使い方(?)も製材所ならではです。

 

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洗面所カウンターは家具屋さんによるオーダーです。キッチンもお風呂も、そして洗面台も既製のシステム品が主流を占める現在の家づくりの中で、せめて洗面台くらいは「手作り」にこだわりませんか?というのが私どもの考え。間口90cmそこそこの洗面台に比べるとカウンタースペースに余裕のある洗面台は本当に使い易いと思います。

 

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ちなみにこちらのお宅はお風呂も在来工法(手作り)です。
床には暖かくて柔らかみのあるコルクタイルを、タイルから上の壁の部分は水に強い「サワラ板」を使用。木の香り漂う暖かみのある浴室は一見の価値ありです。

 

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玄関ポーチの土間は「玉砂利の洗い出し」仕上げ。
これも、古くから伝わる左官技法の一つ。玄関ポーチというと現在は磁器タイル貼りが殆どだと思いますが、この洗い出し土間も先程の漆喰壁と同じ「湿式工法」の一つ。玉砂利の色合いと凸凹具合が素敵な風合いと表情を引き出しています。何よりこの洗い出し仕上げ、意外と土間の汚れが目立たないのがお勧めです。

 

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季節は夏を通り過ぎて、すっかり秋空へ。

 

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着工から半年以上の工期を掛け、今月末にようやく完成です。
地元の木を使い自然素材で家を建てるということは、どうしても時間の掛かる作業になります。スピードが重視される現代の家づくりの中でこのようにじっくりと時間を掛けて家づくりをさせて頂けることは、そうは言ってもお施主様のご理解があってのこと。作り手としてとても有り難いことだと改めて感謝しています。

 

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同じ木の家でも手法は様々です。
現在は、無垢材の「割れやねじれ、反りや空き、表面の傷」といった欠点(特徴)を、高温乾燥や高い圧力をかけることで少なくする技術が開発されてきています。確かにそれにより誰にでも受け入れられやすい、使う側から言うと「クレームが付きにくい」均一化した品質の材が確保されるかもしれません。
ただ私ども有賀製材所のスタンスはそれとは少し違います。あくまでも地元の材を、極力「余計なエネルギーを掛けずに」使いたいのです。そして木が本来持っている特徴(温かさ、肌触りの良さ、優れた調湿性など)を住みながら実感して頂きたいのです。木の持っている良さを実感して頂ければ、床の傷や梁の割れも「風合い」として、時間と共に愛着あるものへと変わっていくと思います。
今回の見学会場となる家も、地元の木材と自然素材とをふんだんに使った木の家です。実際に見て触って、木の家の気持ちよさを体感して頂ければ幸いです。

 

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最後になりましたが、前回(6月)の見学会に続き今回も、飯田市の永井家具店さんhttp://nagai-kaguten.jp/による「ギャッベ」の同時展示会を予定しています。最近様々なところで目にするようになったギャッベですが、永井家具店さんが取り扱うギャッベはイランで300年も前から遊牧生活を送っている「カシュガイ族」によって織られる伝統の手織り絨緞です。木の家にもとても良く合う本物の手織り絨緞の気持ちよさも是非この機会に体感してみてください。

皆さまのお越しを従業員一同心よりお待ちしています。

Y様邸完成

2014年8月2日 土曜日

 

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今年の春から本格的に工事が始まった、南木曽町のY様邸が完成しました。
南木曽町は先日の台風と大雨で大きな土砂災害が出た所です。幸い現場付近は大きな被害はありませんでしたが、一時間に90mmという想像を絶する雨量だったようです。地元の言い伝えでは「白い雨」が降ると「蛇抜け(じゃぬけ)」(土砂崩れのこと)が起きると言われているそうで、その日の雨の降り方も、まさに辺り一面「白い雨」が降ったようだったとYさんが話してくれました。

さて、この現場は大工さんたちは現地に泊まり込んでの作業になりました。それ以外にも伊那・塩尻から通って頂いた業者さん、地元南木曽町の業者さんと、本当に多くの皆さまの協力のお陰でこの度無事完成の運びとなりました。

 

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DSC02254玄関の土間には鉄平石を埋め込みました。

 

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DSC02185お施主様が自分で取り寄せた海外のステンドグラスをはめ込んだ建具。
(下の写真はケルト模様のステンドガラス)

 

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DSC02273床板は赤松板、壁板は杉の落とし込み板(1寸厚)をそのまま見せています。

 

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DSC02224階段板は、木目の美しい栗の板を使用。

 

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DSC022022階はワンフロアーの大空間。天井は低いけれど山小屋風の空間で、お施主様には大好評。

 

 

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今年のGWにはワラビ取りとタケノコ取りに誘ってくださったY様ご夫妻。
辺り一面に生えるワラビに、子どもたちだけでなく大人も大興奮。貴重な経験をさせて頂きました。「来年も是非いらしてくださいね」とのお言葉に甘えて、今から子どもたちと楽しみにしています。

Y様ご夫妻本当にありがとうございました。

 

 

 

梅雨空の建前

2014年6月13日 金曜日

6月に入り、ずっと雨雲の広がる毎日が続いていますね。
週間予報では傘マークと曇りマークばかりが並んでいてなかなかお天道様が顔を出してくれませんが、そんな梅雨空の中、二軒の建前が行われました。

一軒は岐阜県中津川市のS様邸です。
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6月の初めから始まった建前ですが、3人の大工で約一週間掛けて屋根まで出来上がりました。

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梅雨空の中ではありましたが、大工さんの段取りのお陰で、ほとんど雨に濡らさずに屋根が上がりました。

この現場も遠方地のため、現場近くに一軒家を借り、平日は現地で寝泊まりしながらの作業になります。
食事は地元のお弁当屋さんにお願いして、昼食と夕食を配達してもらっているので大工さんたちも仕事に集中できますが、昔は遠方の現場の場合「飯場(ハンバ)」といって、簡単に囲った仮小屋を現場に作って、そこで自炊をしながら寝泊まりしたものだと棟梁が話してくれました。

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こちらも梅雨空とにらめっこしながらの建前となりましたが、それでも結局ほとんど雨に降られることなく屋根まで出来上がりました。

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いつ降られてもいいように、材料や道具を常に養生しながら作業を進めるのですが、天気の様子を気にしながらも、黙々と作業を進める大工さんたちの姿は覇気の迫るものがあります。

落とし込み(板倉)工法の建前は、土台を据え始めてから屋根が出来上がるまで、一週間近くかかります。ですのでその間に一度や二度は雨に降られることは、どの時期でもよくあることなのですが、それでもこの梅雨時の建前は一日に何度も何度も天気予報をチェックしては、天候の変化に一喜一憂する、気を揉む毎日でした。
(ただ、無垢の木は雨に濡れても乾けば元通りになるので、そのこと自体はそれほど心配しなくても良いのですけれどね)

                                                                                                          梅雨空の中の建前、大工さん、各業者さん、現場の管理・材料の手配・運搬をしてくれた従業員の皆さん、そして作業の行方を温かく見守ってくださったお施主様、本当にありがとうございました。

Y様邸建前

2014年3月26日 水曜日

今年の冬は雪の多い年でしたが、3月も下旬を迎えこちら信州にもようやく遅い春がやってきました。

福寿草 (さらに…)