今年の春から本格的に工事が始まった、南木曽町のY様邸が完成しました。
南木曽町は先日の台風と大雨で大きな土砂災害が出た所です。幸い現場付近は大きな被害はありませんでしたが、一時間に90mmという想像を絶する雨量だったようです。地元の言い伝えでは「白い雨」が降ると「蛇抜け(じゃぬけ)」(土砂崩れのこと)が起きると言われているそうで、その日の雨の降り方も、まさに辺り一面「白い雨」が降ったようだったとYさんが話してくれました。
さて、この現場は大工さんたちは現地に泊まり込んでの作業になりました。それ以外にも伊那・塩尻から通って頂いた業者さん、地元南木曽町の業者さんと、本当に多くの皆さまの協力のお陰でこの度無事完成の運びとなりました。
玄関の土間には鉄平石を埋め込みました。
お施主様が自分で取り寄せた海外のステンドグラスをはめ込んだ建具。
(下の写真はケルト模様のステンドガラス)
床板は赤松板、壁板は杉の落とし込み板(1寸厚)をそのまま見せています。
階段板は、木目の美しい栗の板を使用。
2階はワンフロアーの大空間。天井は低いけれど山小屋風の空間で、お施主様には大好評。
今年のGWにはワラビ取りとタケノコ取りに誘ってくださったY様ご夫妻。
辺り一面に生えるワラビに、子どもたちだけでなく大人も大興奮。貴重な経験をさせて頂きました。「来年も是非いらしてくださいね」とのお言葉に甘えて、今から子どもたちと楽しみにしています。
Y様ご夫妻本当にありがとうございました。