【ご挨拶】新スタッフの堤です

はじめまして。
2月より有賀製材所の一員となりました、堤耀子と申します。
この度製材工場での勤務に加え、ホームページに携わることとなりました。

 

私事で恐縮ですが、簡単に自己紹介をさせてください。

 

生まれも育ちも東京で、28年間住んでいました。
保育士をしていましたが、東京での暮らしに違和感を持ち始め、フィンランドに3か月間移住したり、九州各地で自給自足生活やファームステイをしながら、自分自身を見つめ直す暮らしをしていました。

 

伊那に来たのは昨年の12月。九州で自分自身を見つめていく中で、もともと好きだった長野に行ってみようと、直観をたどってやってきました。

ここ数年人気移住地として有名になってきている伊那市。1か月間滞在できる移住体験住宅や、滞在しながら地域の仕事ができる『ふるさとワーキングホリデー制度』があることを知り、移住体験をすることに。決め手となったのは、その移住のしやすさでした。

 

有賀製材所がふるさとワーキングホリデーの受け入れ先であったことが、製材所を知ったきっかけ。ご縁があって2022年1月から1か月間、仕事体験をさせていただけることになりました。

 

製材所という場所すら知らなかった自分にとって、木材や建築はまったく新しい世界。
伐られた木も新たな形として生き続けているということ、製材所が森と人をつなぐ場所であることを知りました。細やかな職人技で木を活かすスタッフの皆さんの技術と思いを肌身で感じ、ぐんぐんとこの世界の魅力に引き込まれていきました。

 

雄大なアルプスの山々に囲まれた伊那谷。
山々が身近にあり、製材する木材を五感で感じる日々は新鮮でした。
朝は-10度を下回るほど寒く、伊那では珍しく幾度となく雪が積もった今年の冬。
極寒の中での屋外作業がほとんどだったため、自然の厳しさを痛感しましたが、コンクリートジャングルと呼ばれる東京で息苦しさを感じていた頃には想像もつかなかった日常でした。

 

人々とのつながりを大切にされているスタッフの皆さんの、真摯に仕事に取り組まれている姿。90年以上にわたって、地域のつながりを大切にしながら歩んできた歴史を感じたのも、これまで出会ったことのない環境でした。

 

ワーキングホリデー期間中に移住を決心し、終了後、有賀製材所の一員となることが正式に決まりました。

 

 

ブログやインスタグラムの発信を主に担当させていただくことになりますが、私にとってまったく新たな世界、知識と経験を深め、楽しさをもって励んでいきたいと思います!

 

これからどうぞよろしくお願いいたします。

 

堤 耀子