製材所見学

 

 

ここ数年「製材所を見学したい」という要望が増えてきました。

 

先週は、伊那市東春近にある「山の遊び舎はらぺこ」のみんな達。

 

毎年、園舎の裏山の木を自分たちで切り出してきて、その丸太をうちで製材して木工の材料にしています。

 

 

 

今年は保護者の皆さんも一緒です。

大人だって製材所に来るのは初めての経験。子どものように、、、いやそれ以上に興奮した様子で食い付いて見ています。

 

 

 

今日は「上伊那農業高校」の生徒さんたち。

帯鋸(おびのこ)と呼ばれる直径2m以上もある大きな鋸刃が回り出すと、隣の人の声が聞こえなくなるくらい大きな音に包まれます。

 

実際に製材機に乗っての製材体験。

よその製材所では、なかなかやらせてくれないかもしれませんね。

 

 

写真にはありませんが、昨日は「伊那小学校」の5年生のみんな達も見学に来てくれました。

みんな食い付くように真剣に見ていて、沢山の質問も飛び交い、写真を撮るのを忘れる位でした。

 

 

大きな音に、最初は驚かれますが、慣れてくると、迫力ある製材の風景にみんな釘付け。

 

丸太を挽くときの木の匂い、

製材したばかりの、しっとりとした木肌の感触、

 

製材所で、一本の丸太が姿、形を変え、

無駄なく全て使われていく様子を、まさに五感を使って感じ取っていかれます。

 

 

この記憶の種が、いつの日か芽吹き、

林業、製材、木工、建築・・・

 

一人でも多く、森や木に携わる仕事を目指してくれる子どもたちが増えるといいなぁ、

そんな思いで、製材所見学を受け入れています。

 

 

夏の終わりのハーモニー  井上陽水/玉置浩二

https://www.youtube.com/watch?v=WCSeiSOaHxY&list=RDWCSeiSOaHxY&index=1

 

 

 

 

 

 

伊那養護学校 木工班

 

 

伊那養護学校中学部「木工班」の皆さんが作った椅子とトイレの案内看板。

 

大芝公園内に生えていた赤松の木を使いました。

 

 

伊那養護学校さんには「木工班チーム」があり、本棚やミニテーブルなど様々な小物を作って、毎年行われる学校祭「どんぐり祭り」などで販売されてきましたが、

今年はすぐ近くにある「大芝公園」とコラボして、トイレの案内看板や、待合室に置くチェアーを製作することになりました。

 

村役場の職員さんの紹介で養護学校の山本先生、市川先生と顔を繋げてくださり、うちも材料提供の面でお手伝いさせて頂く事になったのですが、

先日、出来上がったものをわざわざ先生たちが見せに来てくれました。

 

 

公園内に設置予定のトイレ案内看板。

公園内のトイレが何処にあるか分かり辛い、という来園者の声を受けて作ったそうです。

 

 

大芝の湯の待合コーナーに置くチェアー。

実際に座らせて頂きましたが、とても座り心地の良いチェアーです。

どちらも大芝の赤松材を使うことで、イメージキャラクター「まっくん」ともコラボ出来ていますね!

 

 

今まで木工の材料はホームセンターで買ってきたりすることが多かったようですが、今回は大芝の木を使って、大芝公園内に自分たちの作った物が置けるということで、木工班の生徒さんたちもとても楽しみにしていると、山本先生から聞いていました。

 

 

 

地域の中で枯れそうになっていた松の木を、

地域の木こりが切り倒し、

地域の製材所で製材し

地域の学校の生徒さんがもの作りして、

元あった場所へ形を変えて戻ってくる。

 

当たり前のようでいて、決して当たり前でないこの循環。

ここ伊那谷には、林業、観光、教育、行政・・・様々な分野で熱い思いを持った人たちが沢山います。

 

伊那谷地域の一員として、このような活動に加わらせて頂き、本当に有難く思います!

 

 

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=0XNcjYwEjrg

帰れない二人 忌野清志郎/井上陽水

 

 

 

駒ヶ根市 ゲストハウス bochi-bochi

 

先週ペチカのメンテナンスのことで、駒ヶ根市赤穂にあるゲストハウス「bochi-bochi」へ行ってきました。

https://www.booking.com/hotel/jp/gesutohausubochi-bochi.ja.html#tab-main

 

 

 

古い平屋の一軒家を若いご夫婦お二人でセルフリノベーションした小さなゲストハウスです。

 

3年程前、自分たちでリノベーションを始めるに当たり、ペチカや材料のことで相談に乗らせて頂いたのがきっかけで、お付き合いさせて頂いています。

 

 

外観は一見普通の家に見えますが、建物の中に入るとオーナーご夫妻手づくりによるアジアンテイスト溢れるセンス良い空間が広がります。
(よく見るとリビング中央にはブランコが!)

 

 

ご主人の村尾健太郎さんは、普段山仕事もやられていて、ご自分で切った木をうちで製材加工してフローリングに使いました。

 

ケヤキ、サクラ、アカマツ、カラマツ、色んな樹種の床板が並びます。

 

 

「タモ材」のカウンターテーブル。

会社の中でいつまでも使われずに眠っていた幅の狭いタモの板が、見事によみがえりました。

 

 

 

改修する前までは天井裏に隠れていて見えなかった年代物の梁も、晴れてもう一度日の目を見ることに。

 

 

タイルや洗面陶器など、ネットで取り寄せられるものは自分たちで用意し、手作りだけれど味わいのある優しい空間に仕上がっています。

 

もちろん、電気工事や設備工事、それから難しい大工工事など、どうしても自分たちだけでは出来ない工事は、ちゃんと専門の業者さんにお願いしているので、見た目だけでなく機能的にもとても居心地の良い空間に仕上がっています。

 

 

 

本格的に営業を始めたのは今年に入ってから。ちょうどコロナの影響をまともに受け、開店出だしから逆境のスタートだったようですが、

客数を一日一組限定にしたことが逆にお客様には好評だそうで、しばらくはこのスタイルでやってみようかな・・・との話し。

 

まさにゲストハウスの名前の通り

気負わず、気長に、ボチボチと、ですね。

 

僕も、時間があればここに泊まって、

秋の夜長、時間を忘れてのんびりしたいな~

と本気で考えるのでした(笑)

 

ひとつだけ 矢野顕子/忌野清志郎

https://www.youtube.com/watch?v=GMWKeBEoF1M

 

 

 

千年餅投げます 9/20(日)15時~ 南箕輪村

 

只今建築中の南箕輪村の新築現場。

久しぶりの「落とし込み工法」の現場です。

 

今年の長梅雨の影響で、当初の予定より1ヶ月程遅れて

8月初めにようやく建前が出来ました。

 

子どもたちも揃っての地鎮祭。

 

基礎工事着工

 

基礎工事完了。

 

「落とし込み工法」の家の建て前風景

 

内断熱充填完了

 

内断熱+外断熱

 

サッシも入り、後は外壁仕上げ材を張るのを待ちます。

 

玄関ポーチの外壁はカラマツの板張りにしました。

 

現在は内部の造作中です。

 

さて、この現場でも建前の御祝いとして「千年餅」を投げますので、

ご興味があれば拾いに来てください。

 

日時: 9月20日(日曜日) 15時~

場所:南箕輪村北殿(信金南箕輪支店の駐車場より約80m程西側)

コロナ感染予防としてマスク着用をお願いします。

 

 

 

 

内覧会御礼

 

先週末の1日限定の内覧会、

あいにくの天候の中でしたが、

何組もの方々にお越し頂き本当にありがとうございました。

 

 

 

現在計画中の方たちにとっては、

実際に仕上がった現場を見て頂くのが、

イメージする上では一番分かり易かったかと思います。

 

 

中には、

近い内に弊社の床板を買って頂く事になっているお客様もご来場頂き、

アカマツのフローリングの色合いや肌触りを直に感じて頂き、

「思った以上に明るくて良い感じ」とのご感想も頂きました。

 

 

 

 

お久しぶりの方たちや、ご近所の方たちにもお越し頂き、

賑やかな一日となりましたが、

 

何より、今回の内覧会を開催するにあたって、

引っ越しの荷物が入っているにも関わらず、

気持ち良く会場をお貸し頂いたお施主様に

心より感謝いたします。ありがとうございました。

 

 

 

**********************

設計 建築設計室ヴェクトル 一級建築士事務所

代表 倉田政人 (伊那市西町)

TEL 0265-74-5335

 

施工 株式会社有賀製材所

**********************