7/15(月)製材所祭り

急なお知らせになりますが、7/15(月)※三連休の最終日に、弊社を会場にしたイベント「製材所祭り」を開催します。

 

地域内での集まりやイベントが少なくなった昨今だからこそ、人と顔を合わせて楽しくお喋りできる機会が欲しいよね…ということで、お隣り唐沢木材さんとの共催で今年で2回目です。

 

子どもから大人まで楽しめるイベントやフードコーナー、販売コーナーを用意して皆様のお越しをお待ちしております。

 

天気が心配ですが、多少の雨でも開催する予定ですので多くの皆さんのご来場をお待ちしております。

 

伊那養護学校 木工班

 

 

伊那養護学校中学部「木工班」の皆さんが作った椅子とトイレの案内看板。

 

大芝公園内に生えていた赤松の木を使いました。

 

 

伊那養護学校さんには「木工班チーム」があり、本棚やミニテーブルなど様々な小物を作って、毎年行われる学校祭「どんぐり祭り」などで販売されてきましたが、

今年はすぐ近くにある「大芝公園」とコラボして、トイレの案内看板や、待合室に置くチェアーを製作することになりました。

 

村役場の職員さんの紹介で養護学校の山本先生、市川先生と顔を繋げてくださり、うちも材料提供の面でお手伝いさせて頂く事になったのですが、

先日、出来上がったものをわざわざ先生たちが見せに来てくれました。

 

 

公園内に設置予定のトイレ案内看板。

公園内のトイレが何処にあるか分かり辛い、という来園者の声を受けて作ったそうです。

 

 

大芝の湯の待合コーナーに置くチェアー。

実際に座らせて頂きましたが、とても座り心地の良いチェアーです。

どちらも大芝の赤松材を使うことで、イメージキャラクター「まっくん」ともコラボ出来ていますね!

 

 

今まで木工の材料はホームセンターで買ってきたりすることが多かったようですが、今回は大芝の木を使って、大芝公園内に自分たちの作った物が置けるということで、木工班の生徒さんたちもとても楽しみにしていると、山本先生から聞いていました。

 

 

 

地域の中で枯れそうになっていた松の木を、

地域の木こりが切り倒し、

地域の製材所で製材し

地域の学校の生徒さんがもの作りして、

元あった場所へ形を変えて戻ってくる。

 

当たり前のようでいて、決して当たり前でないこの循環。

ここ伊那谷には、林業、観光、教育、行政・・・様々な分野で熱い思いを持った人たちが沢山います。

 

伊那谷地域の一員として、このような活動に加わらせて頂き、本当に有難く思います!

 

 

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=0XNcjYwEjrg

帰れない二人 忌野清志郎/井上陽水

 

 

 

駒ヶ根市 ゲストハウス bochi-bochi

 

先週ペチカのメンテナンスのことで、駒ヶ根市赤穂にあるゲストハウス「bochi-bochi」へ行ってきました。

https://www.booking.com/hotel/jp/gesutohausubochi-bochi.ja.html#tab-main

 

 

 

古い平屋の一軒家を若いご夫婦お二人でセルフリノベーションした小さなゲストハウスです。

 

3年程前、自分たちでリノベーションを始めるに当たり、ペチカや材料のことで相談に乗らせて頂いたのがきっかけで、お付き合いさせて頂いています。

 

 

外観は一見普通の家に見えますが、建物の中に入るとオーナーご夫妻手づくりによるアジアンテイスト溢れるセンス良い空間が広がります。
(よく見るとリビング中央にはブランコが!)

 

 

ご主人の村尾健太郎さんは、普段山仕事もやられていて、ご自分で切った木をうちで製材加工してフローリングに使いました。

 

ケヤキ、サクラ、アカマツ、カラマツ、色んな樹種の床板が並びます。

 

 

「タモ材」のカウンターテーブル。

会社の中でいつまでも使われずに眠っていた幅の狭いタモの板が、見事によみがえりました。

 

 

 

改修する前までは天井裏に隠れていて見えなかった年代物の梁も、晴れてもう一度日の目を見ることに。

 

 

タイルや洗面陶器など、ネットで取り寄せられるものは自分たちで用意し、手作りだけれど味わいのある優しい空間に仕上がっています。

 

もちろん、電気工事や設備工事、それから難しい大工工事など、どうしても自分たちだけでは出来ない工事は、ちゃんと専門の業者さんにお願いしているので、見た目だけでなく機能的にもとても居心地の良い空間に仕上がっています。

 

 

 

本格的に営業を始めたのは今年に入ってから。ちょうどコロナの影響をまともに受け、開店出だしから逆境のスタートだったようですが、

客数を一日一組限定にしたことが逆にお客様には好評だそうで、しばらくはこのスタイルでやってみようかな・・・との話し。

 

まさにゲストハウスの名前の通り

気負わず、気長に、ボチボチと、ですね。

 

僕も、時間があればここに泊まって、

秋の夜長、時間を忘れてのんびりしたいな~

と本気で考えるのでした(笑)

 

ひとつだけ 矢野顕子/忌野清志郎

https://www.youtube.com/watch?v=GMWKeBEoF1M

 

 

 

はらぺこ卒園式

 

昨日伊那市東春近にある「NPO法人 山の遊び舎はらぺこ」 通称はらぺこ保育園の卒園式に出席させていただきました。

 

朝から大粒のみぞれ雪の降る寒空の下でしたが、元気に8人の子どもたちが先生や仲間、保護者たちに祝福されて巣立って行きました。

はらぺこ保育園との繋がりは随分と古く、今の場所に移って本格的に活動を始めた頃(今から十数年前)まで遡ります。古い民家を借り受け、先生や保護者が一緒になって手を入れて園舎を改築した際に、床板や壁板をうちでお譲りしたのがキッカケでした。

うちのお客さんではらぺこの活動に熱心な保護者さんが居られ、その方を通じて色々と関わらせて頂きました。古くなって雨漏りの酷かった園舎の瓦屋根をトタン屋根に葺き替えたり、製材工場から出た端材を引き取ってもらったり、ここ数年は子供たちが裏山から切り出してきた丸太を製材して板にする活動にも関わらせていただいていて、昨年の秋には園児たちみんなで製材工場に見学に来てくれたりもしました。

 

毎年卒園式、入園式の案内を頂いておきながらずっと不義理をしてきたこともあり、今年こそは是非出席したいなぁと思っていたところだったのですが、温かい心のこもった卒園式、イヤイヤ本当に良かったです!!

卒園証書を一人ずつ丁寧に読み上げる小林先生の「みんなあなたが大好きです」の言葉。なんてすてきな言葉でしょう!我が子のことでもないのに初っ鼻から涙腺崩壊寸前でした。

式次第の中でも特に良かったのが「卒園児技(わざ)披露」のコーナー。おそらく毎年恒例の一幕なんでしょうが、子どもたちが自分の特技をみんなの前で披露する姿は本当に感動モノでした。

ある子どもは薪割り、ある子どもは手作りポーチの洋裁、他にも家わたり、手話で歌を披露等々。片手で卵を割るのを披露した子なんかプロ並みの手つきで本当に「技」の披露でした。

 

薪割りは、おそらく固い広葉樹でまだ生っ木だったせいかなかなか割れません。顔を真っ赤にしながら何度も何度もチャレンジ。見ている方はついつい手を貸したくなってしまうんだけど、基本的に周りの大人も手を出しません。本人も決して諦めず、ようやく割れた時には会場全体が大拍手! 本当によく頑張ったなぁあの男の子。そして本当にいい顔をしてた!! 斧を振り下ろす腰つきも大したもので将来有望な木こりさんか? 製材所として今からオファーを出したくなりました(笑)

 

子どもたち一人一人が時間が掛かってもチャレンジしようとする姿勢、そしてそれを黙って見守る子どもたちや先生保護者のまなざし。とにかくその時間、その空間がとても心地よかったのです。改めて、子育てって「待つ」ことなんだなぁと実感したひと時でした。

 

昨今のコロナウイルスによる突然の休校、様々な行事自粛により、この春卒園・卒業予定の多くの子どもたちが寂しい春を迎えようとしています。そんな中でこうしてはらぺこ保育園が卒園式を開催できたことはとても意義深いことではないでしょうか。僕も出席出来て本当に良かったと思っています。ありがとうございました。

8人の卒園児のみんな達。卒園本当におめでとう!

 

 

リビルディングセンター(諏訪市)

 

先日、諏訪市にあるリビルディングセンターへ行ってきました。http://rebuildingcenter.jp/

 

リビルディングセンターは、今から4年前にデザイナーの東野唯史(あずのただふみ)さんが起ち上げた会社で、地元建設会社所有の古い鉄骨倉庫を借り受け、自分たちでリノベーションして見事に店舗へと蘇らせた、知る人ぞ知る古材を扱う専門店。

今回は店舗の一角に入れさせて頂いたペチカのメンテナンスで伺いました。

 

 

東野さんとの出会いは今から6年前、やはり東野さんがデザイン改修を手掛けられた下諏訪町にあるマスヤゲストハウスにペチカを入れさせていただいたのがキッカケでした。http://masuya-gh.com/ その時にペチカの温かさに惚れ込んでくれて、リビルディングセンターにも取り入れてくれたのです。

最後に顔を出してから約2年ぶりの訪問でしたが、その間にお店の方も随分とパワーアップしていました。

県内各地から引き上げてきた古材が所狭しと並んでいます。

 

また、古材だけでなく古道具や古家具なども置いてあり、古いものが好きな方にはよだれが出そうな空間です。

 

1階のカフェではスタッフさんが美味しそうなカレーの仕込み中。何とも言えないスパイシーな香りが漂っていて、ちょうど夕方のお腹が空く時間帯だったのでお腹がグーグー(笑) 次回は必ず食べるぞ!!

 

ところで、東野さんは昨年自宅として購入した民家を「断熱リノベーション」したそうです。信濃毎日新聞にも大きく記事として取り上げられたので僕も知ってはいましたが、これからの時代は古い家の改修にも「断熱」が大事だという話でしばし盛り上がりました。

実は最近いろんな所でいろんな方と、この「断熱改修」が話題に上がります。これからの時代古い建物を直して住み続ける動きが益々加速していくハズ。古い家でもちゃんと手を入れれば新築と同様に快適に過ごすことが出知ることを、我々設計者・施工者が先ず勉強しなければいけない時代が来ています。

 

 

最後に、、、

有賀製材所の近く(伊那市西箕輪大萱)に昨年オープンした地ビールとピザのお店「伊那デイズブルーイング」https://www.inadazebrewing.com/ も東野さんがデザインを手掛けられたそう。 信大農学部卒の女の子がお店を切り盛りしています。一度友人と行きましたがピザがとても美味しかったです。興味があれば是非!